「なぜ結婚できないのでしょうか」という問いについて

以前「『なぜ結婚しないんですか』という問いについて」というブログを書いたらオンラインでもオフラインでも様々な反響があった。

 

それ以来、定期的に「結婚願望のある独身」が集まると、そこに幹事として私達を暖かく見守って下さる既婚者で家庭人の人生の先輩からもアドバイスを頂くようになった。

 

出会う度に「結婚は素晴らしいですよ」とか「独身でいるのはもったい無い」とリマインドして頂けることは本当にありがた過ぎる。

 

加えて相変わらず自分のことは棚に上げていろいろな方の相談に乗って勝手にアドバイスをする機会にも恵まれたため、いくつかアイデアがまとまったので繰り返しになる部分もあるが、重要なポイントをここに記したい。

 

(1) 「結婚相手と一緒にいる自分」をイメージする
脳の中にすら思い浮かばなかったことは何一つ実現しないそうだ。だからまず最初に「自分に伴侶がいること」を想像するのが第一のステップとなる。

 

日々、既に起きていることの延長である仕事などはたやすくイメージできても、まだ見ぬ自分の結婚、出産、子育てに関しては単純にイメージがわかないということも多い。

 

だから既に結婚している人の日常に目を向けて「結婚相手と過ごす」というのを少しずつ想像してみるところから始めてみるのが良さそうだ。

 

そういうご家族と触れ合うお時間も無い場合、フェイスブックでお子さんがいらっしゃる方の投稿を熟読し、いつか自分もそんな風に投稿しているシーンを妄想することをオススメする。

 

(2)「結婚とは何か」を考える
「結婚って賭けだから。結婚してから相手の良いところも悪いところも見えてくる。」とは人生の先輩からの名言である。

 

付き合いが長くなるにつれて幻滅し、減点法で相手を見てしまうのかと思いきや、長年夫婦生活を送られる方から「良いところが見えてくる」と言われて(なかなか新鮮な発見だなぁ)と私は感激した。

 

だから「すごく好きになり過ぎた人と結婚しない方がうまくいく」というのも何となく納得できる気がした。「結婚しながらもっと好きになる」のがより理想的なのはそのせいかもしれない。

 

(3) 結婚をポジティブにとらえる
「結婚」を考えた時に参照するのは自分と親や兄弟姉妹との関係性かもしれない。子どもだった私達は保護者の言うことを聞かなければ生きていけない環境にあった。

 

そして当然ながら兄弟姉妹とその親の愛情をいかに自分の方向に少しでも向けてもらえるかを意識的にも無意識的にも競ってきたし、その中でライバル心もあっただろう。

 

もし親や兄弟姉妹に対して、今でも心のどこかに少しでもネガティヴな感情が残っているとしたら許し、手放すことは緊急課題である。

 

具体的には特にホ・オポノポノが良い。「愛しています、ごめんなさい、許します、ありがとう」をひたすら繰り返すのだ。できればそれぞれ100回唱えるのがいい。

 

このホ・オポノポノ、何が素晴らしいかというと、実際にそう思っていなかったとしても繰り返しいえば効き目があるという点だ。

 

だから(そんなこと頭でわかっていてもウザいものはウザいねん)という人にも向いている。とりあえず言霊パワーを借りて浄化をしたら次に進めるというのはすばらしいのだ。

 

3つも書くともうお腹がいっぱいになった気になるので続きはまたの機会にしたい。さらに現時点でここまでは私も充分できていると書きながら納得した。

 

ではなぜまだ独身なのか。振り返れば「結婚していない」イコール「人間として何かが欠けている感」をず〜っと持ち続けていたところがあって、ひょっとしたらそれを引き寄せていたのかもしれない。

 

そういう意味でいうと最近の私はやっと自分に対してひとりでいても「安心感」を持てるようになった気がしている。

 

この「安心感」はどこから来るのか。はっきりいって根拠は無い。だけどやっぱり瞑想とか、自分ができることで貢献するとか、思い切って周りに助けてもらうとか、そういう日々の自分と他者とのやりとりを積み重ねていく中で自然と培われてきたものなのかもしれない。

 

幸いこの感じはどんどん膨らんでいっているので、「一緒にいてもっと安心感に浸れる人」と毎日一緒にいられたらいいなぁと妄想を膨らましている。