あわせて読みたい「オーバーフロー理論」加速法
堀江信宏氏がお亡くなりになられた。マイケル・ボルダック氏を始め多くの講師をプロモートされた実績に加え、最近はご自身も著書「自問力」を出版されていたそうだ。
数年ぶりにマイケル・ボルダック氏のテキストを手にした日が、偶然にも彼の命日だったことが後でわかった。
私自身、これから展開するコーチングセッションの内容を固めている時だったので、バトンを渡された気がした。
そこで、先日、独自の「オーバーフロー理論」について書いたら反響があったので、続編を書く。
あふれさせて余らせてシェアする「オーバーフロー理論」、これを加速させるにはどうしたら良いか。
有効手段はただ一つ。それは「自分をあふれさせたら、周りの人もあふれさせる」ことだ。
「源泉説」、つまりこれは「性善説」のように人にはそれぞれ生まれてきた意味があり、才能の源泉があるのだという前提にたっている。
「才能の源泉の見つけ方」については、長くなるのでまた別途説明したい。
最近はお仕事を通じて出会う方々と補完関係が構築されることが多い。
その結果、お互いのアイデアや経験、人脈によって相乗効果が生まれることもあるのだ。
お仕事によって関わり方は違うけれど、普遍的なのは以下のパターンである。
(1)「現状」となる「今のあり方」について把握する。
(2) これまで何に時間と情熱を注いできたのかという「過去」を知る。
(3) 何を目指しているのかという「未来」の「理想のありたい姿」を理解する。
(4) 「今のあり方」と「理想のありたい姿」のギャップの原因を分析する。
(5) ギャップを埋めるために自分のリソースを用いてどんな風にどれだけ貢献できるかを考える。
このステップはいわゆるコーチングやコンサルティングでよく用いられている手段かもしれない。
私が強調したいのは(5)番。基本的に私と関わる方、特にお客様と関わる上で私が常に念頭に置いている信条がある。
それは「一粒万倍の法則」だ。これは「一粒万倍日」にちなんでいる。
ウィキペディアによると詳細は以下の通り。
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「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味である。一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされる。
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具体的にどういうことなのか。
お守りや縁起の良いものが大好きな私は、引っ越しをする度に大量にたまったお守りなどを見てある時ふと思った。
(「いっそのこと私自身が歩く「ラッキーアイテム」、「パワースポット」になれないものか。)
ちょっとぶっとんだ発想かもしれないが、憧れの方々がみんなそんな感じだったので真顔で真剣にそう考えた。
そもそもなぜ人はこうしたものに惹かれてやまないのか。
お守りを見る度にプレゼントして下さった方の気持ちと共に「私はいつも守られている」というのを思い出す。
パワースポットで得られるリラックス効果は高く、心を癒してくれる。
そんな風にうまく活用される一方で「他力本願」あるいは「自分にはまだ足りていない」という潜在意識の気持ちを助長する場合もあるのではないか。
何事もバランスが大切だ。
「ラッキーアイテムやパワースポットのような人物」に関しても同様である。
「ホンモノ」は彼らと一緒にいることが気持ち良くても、決して彼らに対する「依存心」を引き起こしたりしない。
代わりに「本人の中にどれだけすばらしい可能性は眠っているのか」に気付かせ「自立を促す」人達だと思う。
「叶わないと思える大志ほど叶いやすい」とはよくコーチの間で語られる信条である。堀江信宏氏もブログでこのフレーズに感動したと書かれていた。
それ以来、私は通訳やコーチングセッションをご依頼して頂いた方に対して、彼らが私に費やしたお金や時間がより良い形で、何万倍にもなって返ってくるよう常に願っている。