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エイプリルフールに10才以上年下の男性との恋愛について書く

こないだから小説みたいにブログを書くのが楽しくなってきた。

 

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「明日、土曜日だし、同い年の女子とふたりでゴハンに行ってくる。」

 

(えっ、何それ?!)

 

「なんか興ざめした。」

 

そんなひとことを最後にラインをブロックした。一方的な別れだった。

 

ただ「別れ」と言ってもそもそも付き合っていたかどうかもわからない。

 

彼は10才以上も年が離れているのだからそう思っても仕方がない。

 

デートしたのも一回きり、その後はずっと電話やメールでのやりとりしかしていなかったからだ。

 

(何回も本気って言っていたのはやっぱりウソだったんだなぁ。まあこれだけ年が離れていたらしょうがないか。)

 

突然始まって突然終わった呆気ない半年間だった。一方でドラマを観るように客観視している自分は妙に納得している。

 

それから仕事に追われてあっという間に半年が経った。

 

もうそんなできごとがあったことすらすっかり忘れそうになっていた頃、彼からメールがあった。久し振りに話がしたいらしい。

 

何度かメールでやりとりをするうちに、また電話で話をしても良いかなという気になった。

 

半年ぶりに聞こえた声は懐かしかった。

 

「最近、お誕生日だったよね、おめでとう。」

 

「ありがとう、29になったよ。」

 

「えっ?まだ20代だったっけ。」

 

30代だとばかり思っていたらまだ20代だったと知り驚いた。

 

「で、なんで突然、連絡取れなくなったの?」

 

「だって同じ年の女子とふたりでご飯食べに行くとか言ってたから。」

 

「でもその後に、いとこの結婚式って書いたよね?」

 

「えっ?!」

 

「いろいろメッセージ送ったのに全然返事無いからさ。」

 

「なに、あれ、冗談だったの?!」

 

「うん、そうだよ。」

 

「えぇぇぇぇぇ?!」

 

「ひょっとしてイマドキの若者にありがちなブロックとかした?」

 

「う、うん、した。。。」

 

「そうなんだ、メッセージしても全然返事無いからどうしたのかなと思ってた。」

 

「え〜っ、そうだったんだぁ。。。」

 

(まさか冗談を本気にしていたなんて)とあっけにとられ我ながらあきれ果てた。

 

しかも彼はまだ20代。その時を境に彼が急に頼もしく思えた。

 

「へぇ〜、じゃあ悪かったのは私だね。まさかこんなに短気だったなんて自分でも恥ずかしいわぁ(笑)、人間としての未熟さを認めて謝るね。」

 

「おかしいなぁと思ってたんだよね〜、でも今、誤解が解けて良かったよ。」

 

「あはははは、あきれてるでしょ〜。」

 

「いや、そういう紛らわしい冗談を言ったのは俺の方だから。」

 

その時しみじみ思った。人間的未熟さというのは年を重ねていけば自然と解消されるわけではないということを。

 

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最近特に、若くても努力を重ねた結果、立派に人間的成長を遂げている人もいるんだなぁと心から感心する機会に恵まれる。

 

魂を成長させるため、仏は人を色で導くのだという。男女の恋愛を通してしか学べないこともたくさんある気がした。