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ラーメンデートについて (1)

「ラーメン一緒に食べに行かない?」と独身男性に誘われたことがある。私は「それは無理」と即答した。それ以来、その男性とは疎遠である。

 

なぜか。それは私が非常に不器用だからだ。私は麺類が好きだ。でも男性と同じスピードでは食べれない。おおよそ3倍かかる。

 

なぜそんなにスローなのか。それは私が男性と同じスピードで食べると汁が飛び散るからに他ならない。

 

ラーメンを食べる時には、汁より濃い色のお洋服を着ていくことが鉄則だ。さもなくば食べ終わる頃にはあっという間に、日本を代表する大御所芸術家である草間彌生氏がデザインするような柄になってしまいかねない。

 

問題はそこにとどまらない。なぜ、独身男性からのラーメンデートのお誘いをお断りしなければならなかったか。

 

何を隠そう、私の「汁飛ばし」は自分だけにとどまらず、同席した相手にまで被害が及ぶからである。

 

万が一、相手が白、水色、グレーなどのお洋服を着ていた日には、にも関わらず私が一所懸命男性のスピードに合わせてラーメンを食べたとしたら。

 

間違いなく相手のお洋服には芸術的な飛沫柄が完成しているに違いない。悪夢である。

 

実は「ラーメン」と書いたけれど、そこには「スパゲッティ」も含まれる。ナポリタン、ミートソース、ううぅ、書くだけで恐ろしい。

 

ずいぶん前の話だが、横浜の赤レンガにあるイタリアンレストランで、私は発見してしまった。なんと!隣の席のアメリカ人(?!)は、ナイフとフォークでスパゲッティをハンバーグかステーキのごとくカッティングしているではないか。

 

(おぉぉぉ、クリエイティブ!!!!!!!!!)

 

非常に斬新であった。それ以来、女子とスパゲッティを頂く時にはシンガポールやマレーシアにいるにも関わらず「アメリカンスタイルで♡」を貫いている。

 

シンガポールでも有名な中華系レストランでヌードルを頂く時には、大きなハサミでカットしてくれるだけではなく、小さなお椀に予め分けてくれたりもする。

 

そう考えると日本人のラーメンの食べ方は独特だ、長い麺を決して予め切ることなく、しかも「ズルズル」と音を立てて食べるのだ。

 

外国人には「音を立てて食べるほうがおいしくなるからでしょ?」と問われ「そうですよ」と答える。本当のところはどうなのだろうか。知っている方がいらしたらぜひ教えて頂きたい。

 

ラーメンについて書いていたら無性にラーメンが食べたくなる。いっその事、私と一緒に真っ白なTシャツとパンツを着てどちらが多くの汁を飛ばせるか競ってもいいよ、という方がいらしたらご一報ください。

 

続く