それでも「結婚したい」のはなぜですか?
前回のブログ「『なぜ結婚しないんですか?』という問いについて」はたった1記事で瞬く間に1000PVを突破した。
今年7月にブログを始め、4ヶ月かけて20記事の合計がようやく1500PVを達成したことを考えるとこれは驚くべき快挙である。
これはひとえに「いいね」を押して下さったり、シェアして頂いた皆様のおかげである。読んで下さった方に対してもこの場を借りて感謝したい。
それと同時にやはり「結婚」というテーマが多くの人達にとっていかに興味深いものであるかが伺いしれた。
最近、私は次世代支援に目覚め、いろいろなお節介活動に勤しむことが多い。何をしていいかわからないけれど、直感に従ってがむしゃらに動く。
そうすると皆さん口を揃えて「御礼をさせて欲しい」とおっしゃる。その度に私は「私の旦那様となりそうな方を紹介して下さい(笑)」と伝える。
「どんな方が好みなんですか?」と親切に訊いて下さる相手に、真顔で「私の言いなりになって下さる方。」と即答すると大抵爆笑される。
再頻出登場者、鬼イケメンMatt氏には、いつもブログを公開する前に記事を見てもらう。前回の記事をお見せした時には「僕に関するところは問題ありませんよー! その他のパート面白いですね笑 これで何者かが現れた時のブログ楽しみにしてます。」と返事があった。
さすが、歩くマイナスイオン、鬼イケメンMatt氏。その佇まいだけで周りの空気を清浄する彼は、常に一歩先を行き「未来のありたい姿」を描いているのだ。
小さい時から「アルプスの少女ハイジ」が大好きな私は、自分を「ハイジ」と重ねていた。美しい大自然に感動し、おパンツが丸見えになるのも御構い無しででんぐり返りをする少女。愛らし過ぎるではないか。
大人になってから久々に観たアニメ。全編を繰り返し2度見て何度か号泣した。「ハイジ」で号泣できるのは日本全国、いや世界中を探してもおそらく私ぐらいだろう。
無意識ほど恐ろしいものはない。成人してかなり経ってからも「ゆみさんってハイジみたいだねぇ」と言われ、ものの見事に「ハイジばれ」していることがよくあった。
でも今回、ピュアなハートを持つ鬼イケメンMatt氏を目の当たりにして紛れも無いある真実を突きつけられた。
それはいつの間にか私は「ハイジ」ではなく「アルムおんじ」になっていたという否定しがたい事実だ。
「ハイジ」とは目の前にいる鬼イケメンMatt氏にこそ与えられる称号だ。彼にこそふさわしいれっきとしたタイトルだ。
それにひきかえ、今の私は、まさに過去の数々のネガティヴな体験をもとにトラウマで心を塞いでしまった「アルムおんじ」そのものではないか。
(うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ〜)
そんな真実を前に、嗚咽ともとれる言葉にならない声が心の中を駆け巡る。
(私は「ハイジ」じゃなかったのか、いつから「アルムおんじ」なのか)
心の叫び声が待ったなしでこだまする。これは人生最大級の偉大なる「気付き」である。
思い返せば「結婚」に対して多くのネガティヴな感情を抱いていた。それはとりもなおさず「永遠の愛を誓うこと」への怖れに端を発しているものだったのだ。
自分の人生における「永遠の愛の期間」を少しでも短縮すべく、結婚を先送りにしてきたが、そろそろ決着をつけたい。
「私も今の旦那様と結婚するとか全く思っていなかったけれど、結婚してしまえば何とかなるよ」と友人は言う。
なるほど、楽観主義とはこういう時に発動するものなのか。まだまだ未熟な私は日々学ぶことだらけである。
今日からもう一度、「ハイジ」のような心で旦那様候補を探してみようと思う。