誰のために

今日は一粒万倍日と天赦日が重なるというすごい吉日だったということに先ほど気付いたので焦って前から始めたかった「はてなブログ」で日記を書き始めることにした。

 

今、マレーシアにいるので日本との時差の関係で日付が変わるまで幸いまだ1時間ちょっとはあるので、ここまで書いたらギリギリ間に合った気がしてホッとする。

 

これまでフェイスブック、アメブロ、インスタ、ツイッターでは超短い文章とお気に入りの写真をほぼほぼ毎日投稿している。もう習慣化しているのでむしろ投稿しないとちょっと具合が悪くなるくらいにはなっている。

 

しかし、ブログとなると「一体誰が私の日記など読みたいのだろう」という低いセルフイメージからくるのであろうどんよりした気持ちがどこからともなく沸き起こり、ちょっと長めの文章を書いてはみたものの、あっという間にだんだんと苦痛となり、その文章は日々、短くなって、やっぱりいつものコンフォートゾーンに戻ってしまうのだった。

 

そんなことを一体、何年繰り返してきたのだろう、「ブログ書かなきゃ」というのがもはや挨拶のような日常になっていた今年に入って、衝撃的な事件が巻き起こる。熊谷真士氏というブロガーの書いた伝説のスタバ記事との出会いだった。

 

「なんだろう、この爽快な読後感は!!!」まさしく「もはや日記ではない」レベルで目からウロコがたくさん外れた感じがあった。うっかり読んでしまったが最後、もう後戻りができない。一気に彼の文才に魅入られた私は彼のブログやツイッターの投稿を片っ端から読んですっかりハマってしまった。

 

(どうしてこんなに魅了されるのだろう、何が起きたんだろう、私の中に。)いろんな問いが私の中に浮かんでは消えた。結構どぎつい下ネタから知識に裏付けされた繊細な言葉遊びまで許容範囲が幅広くいろんなところに引っ張りまわされるのもおもしろい。

 

読みながら気が付いた。ブログって誰かに見てもらって褒められるために書くものじゃなくって、自分が書きたいことを書くためにあるんだなって。人生だって同じ、誰かに認められたくて生きる必要なんてないなと今なら心の底からそう思える。